こんにちは、へっぽこママのちよです。
「胎児の頃から音楽を聴かせたほうが良い」「寝かしつけのときに音楽かけるのはいいの?」など、音楽が子どもにどんな影響を与えるのか気になっていませんか?
子どもは音楽が大好きで、幼い子どもに音楽を聴かせると様々な反応を示してくれます。
音楽が子どもに与える影響には素晴らしい効果がたくさんあり、人間が生きていく上で無くてはならないものでもあります。どんな効果があるか、ご紹介します。
音楽を聴いた子どもの反応は?

まだ小さい赤ちゃんでも音楽が聞こえると、手を動かしてみたり足をバタバタ動かしたりと、音楽を全身で楽しんでいることを伝えてくれます。子どもやパパ・ママが好きな音楽を流すと笑顔を見せてくれるたり、嬉しそうな反応を示す子も多いようです。
1歳くらいになると、音楽に合わせて鈴やタンバリンなどの音のなる楽器を使ってみたり、手を叩いたりすることも出来るようになります。中にはジャンプしたり走ったりして、音楽の楽しさを元気いっぱいに表現してくれる子もいます。
おしゃべりができるようになると、歌詞を覚えてメロディに合わせて歌う姿を見れるようになります。
子どもはどんな音楽が好きか、子どもの反応を見ながら色んなジャンルの音楽を聴かせてみてください。
幼いときほど音楽を聴かせてあげる
音楽は子どもの情緒を豊かに育てます。「楽しい」「嬉しい」などの気持ちを引き出すことで、積極性や自主性も伸ばすことができます。
特に、赤ちゃんの頃は感覚神経の発達がめざましいと言われています。
耳から入る音楽が聴覚を刺激し、音を聞き分ける能力を伸ばしてくれます。音楽を聞くことは音感を鍛えることはもちろん、言葉の学習にもなります。
赤ちゃんの頃に聞いた発音は、自然と発音出来るようになるとも言われております。
心地の良い音楽に耳を傾けながら自然に言葉を学習することができるので、音楽の教育的効果は非常に大きいものと言えそうです。
音楽と赤ちゃんの関係性

赤ちゃんはいつから音が聞こえているの?
赤ちゃんはママのお腹の中で約40週過ごします。実は、その後半の約20週の頃にはもう音が聞こえるようになっています。
胎児のときに聞こえている音
母親の体が生み出す音
腸が動いている音や心臓が脈打つ音のことです。
出生後泣いたりぐずったりしているときに、このような胎内音を聞かせるともぞもぞ動いていたり泣いていたのが、ピタッと止まり穏やかになるといいます。
外界の音
この音は、私達が聞こえている音とは異なり、ママのお腹の皮膚、子宮、羊水を通過して赤ちゃんの耳に届きます。なので、母体音に比べたら小さいことが多いのです。
ママの声
空気中の外界の音として聞こえるわけではなく、母体の振動として直接赤ちゃんに伝わります。
体の中、と外界の音と混じりながら両方から聞こえるため、赤ちゃんに聞こえているこれら3つの中で『ママの声は一番良く聞こえている』と考えられています。
このため、赤ちゃんはママの声にとても敏感に反応し、さらにママの声だけは生まれてすぐに聞き分けることが出来るのです。
音楽がもたらす子どものへの影響

赤ちゃんは、音楽にとても良く反応しております。
泣いているときでも音楽を流すと脳が音楽に反応し注意が引かれ、泣き止んむこともあります。
では、よく聞く「いい音楽を聴かせれば頭が良くなる」や「優しい子に育つ」なんて言われていますが、実際はどうなのでしょうか?
- 言語能力の発達
- コミュニケーション能力の向上
- 精神安定
- 豊かな感情表現や思いやりの形成
- IQへの好影響
上記を詳しくご紹介します。
言語能力の発達
音楽を聴くことで『言葉への興味・覚えるスピードが速い』こと、『音を聞き分けること能力が自然と身につく』ことから、外国語を含めた”言葉の処理能力が格段に上がる“
歌うように絵本を読み聞かせてあげるのも効果的です。
コミュニケーション能力の向上
音楽を聴きながら一緒に踊ったり、楽器を用いて音楽あそびをすることで『赤ちゃんのコミュニケーション能力や社会性があがる』ことが期待できるのです。
マラカスなどを振り合ったり、タンバリンや太鼓を叩きあったり音楽に合わせて手遊びをするといった、相手のことをよく見ながら行動するだけでもその効果が期待できるそうです。
精神安定
脳の視床下部では、ストレスがかかることによって「ステロイドホルモン(血糖値の上昇や興奮を促すホルモン)」が多く分泌されます。しかし、音楽にはこの分泌を抑制し、気分を安定させる働きがあります。
不安や怒りといった感情も音楽によって軽くする事ができ、明るい音楽だけでなく悲しい音楽でも同じくらいの効果があるそうです。
豊かな感情表現や思いやりの形成
好きな音楽を聞いていると『扁桃体(喜怒哀楽や食欲・睡眠欲などの本能を司っている)』などの血流が変化・人の情動を動かし感動をもたらしたり心を動かす働きをします。
これはもちろん赤ちゃんにも同じように働きかけ、更に一緒にリズムを撮ったりすることで「思いやりの心を育む」きっかけとなります。
IQへの好影響
音楽の要素(リズム、メロディ、音の高さ)を処理するためには脳の左右どちらの部位も関係します。
音楽を聴く事によって脳が刺激を受け、何かを考える前の準備運動になるのです。
さらに、定期的に音楽のレッスンを受けていることで、なにもしえいない場合よりもIQの値が高くなる傾向があることがカナダでの研究で明らかになっているようです。
赤ちゃんに良い音楽って何?

聞き慣れたママの歌声
母親が赤ちゃんに話しかける際の話し方を「マザリーズ」といい、赤ちゃんはそのマザリーズが大好きなのです。
お腹の中にいるときからママの声を聞いていた赤ちゃんにとって、ママの声が聞こえることは安心そのものであり、気持ちも落ち着かせます。
そんなママの歌声は、赤ちゃんにとってどんな音楽よりも心を満たし、精神を安定させてあげられます。
生演奏
赤ちゃんには美しい楽器の音色や調和の取れた音楽を好むと言われています。
なかでも、ピアノ、ギター、バイオリンといった生楽器からでる周波数には、人間が心地良良いと感じたり、リラックス出来る音なのです。
これは、テレビやCDプレイヤーなどの機械から出される周波数よりも脳に優しく、とてもいい影響を与えてくれます。
家庭で生演奏を聴かせるのがなかなか難しい場合、オルゴールの音色や生演奏が録音されたCDなどを流してあげるのが良いですね。
ママや赤ちゃんの好きな明るい曲
赤ちゃんにはどんな音楽がいいのか悩んで、いろいろネットで調べたり、赤ちゃん向けの音楽を流すママも多いのではないのでしょうか?
一番いいのは赤ちゃんはもとよりママが好きな曲をかけることが良いのです。
赤ちゃんは、ママの様子を見て不安になったり安心したりするので、ママの心理状況がダイレクトに影響します。
ママが好きな曲でリラックスしニコニコしてくれるのが、赤ちゃんにとって一番気持ちが落ち着くのです。
赤ちゃんにクラシックはほんとに良いの?
よく赤ちゃんに「モーツァルト」を聴かせるのが良いと聞いたことがあると思います。
「モーツァルト効果」はイギリスの科学雑誌に掲載されてから広まりました。
ですが、必ずしもモーツァルトが良いとは言えないのが実際のところで…明るくて覚醒作用もある音楽であれば効果は見られるそうです。
聴かせるタイミングはいつ?

寝かしつけのときに音楽を流す
赤ちゃんがぐずってなかなか眠ってくれない時、子守唄を歌ったり音楽をかけて寝かしつけるママが多いと思います。そんなときに気になるのが、どんな音楽をどんなタイミングで、いつまで聴かせてあげればいいのだろう…というところです。
まずは、赤ちゃんが心地よく眠るために聴かせてあげたい音楽では、「ママが子守唄を歌う」ことが一番になります。子守唄には『音程やリズム、音量や速度に変化が少なくゆったりとした繰り返しの多い、比較的に音程の高い曲と』いう特徴があります。
子守唄が難しいときは、オルゴールなどの優しい音楽を選んであげるのが良いですね。
赤ちゃんにしっかりとした睡眠リズムを掴んでもらうために、お休みの音楽ができるだけ毎日決まった時間に聴かせてあげましょう。
同じ時間に音楽を流すことで、赤ちゃんは「寝る時間だ!」と覚えてくれるようになります。
※ただし、いくら赤ちゃんがスヤスヤ眠ってくれてるからと言っても、ずっとかけっぱなしにするのはよくありません。赤ちゃんの耳を育てるために、音楽を楽しんでもらうためにオンオフのを大事にしましょう。
赤ちゃんとのコミュニケーション
替え歌や楽器などの音楽あそび
変えを歌うときは、「ママ」や「赤ちゃんの名前」を入れてみたりして歌いながら、楽器を使って赤ちゃんの真似をしながら遊んでみましょう。
赤ちゃんの脳では音楽と言語の処理をする部分がとても近い位置になり、特に替え歌は言葉を話し始める赤ちゃんにとっては、とてもいい刺激になります。
真似遊びを通じて、相手との関わりを深め社会性が向上したり、周りに興味をもったり自発的な表現も見られます。
まとめ

赤ちゃんに限らず、人にとって音楽には気分や心を変える大きな力がありますが、脳の形成が始まったばっかりの赤ちゃんにとってその影響は大きいものです。
自分の好きな音楽を一生懸命歌う子供の姿はとても愛らしいです。
子どもとのコミュニケーションをとるときに、ぜひ一緒に歌って見えください!
ご参考になりましたでしょうか?最後までお読みいただきありがとうございます。
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