こんにちは、へっぽこママのちよです。
夫と義母が仲良すぎるのを見ると、マザコンを疑いませんか?
仲睦まじいのは良いことですが、度を超えると自分の家庭より優先してしまい、なんでも自分の母親を頼って物事も決めれない、自分の家族の味方をしないという問題が発生してしまう可能性があります。
でも、仲がいいだけかもしれない…マザコンってどうやったら断定できるんだろうと悩みませんか?
夫本人に聞いても「マザコンではない」と否定されるだろうし…。
結婚して別世帯になったのに、自分の家族をほったらかしで物事すべて義母優先にしてしまうのは、妻としても嫌ですよね。
では、どんな定義でマザコンと言えるのでしょうか。ご紹介したいと思います。
マザコンの定義

マザコンとは…マザーコンプレックスの略称、日本で作られた和製英語です。
実は、マザコンに定義はなく、科学的な根拠も有りません。
現在の日本で使用されている『マザコン』の定義
- 母親をなによりも優先させる
- 依存しており自立できない
- 自分でなにかを決めることができない
と言った人のことを指します。
また、母親思いの人は「マザコン」と混同しがちですが、全くの別物です。
上記の3つに該当していない場合は、“母親思い”でとど持っていると思いましょう。
マザコンと考えられる特徴

自分の夫が『マザコン』なのか『母親思い』なのかの判断は難しいですよね。
では、マザコンと考えられる夫の特徴をご紹介します!
1:物事を自分で判断せず母親に頼る
マザコンは自立できておらず、何時までも自分の中心に母親がいるような人です。
なにかあるとすぐ母親に相談して決めてもらう傾向があります。
なので、家を買う・子供のこと・夫婦間の問題など、人生において重要なことでも母親に決めてもらおうとします。
また夫婦の間で決まったことも、母親が別の意見を出したらそちら側に従おうとし、それを妻にも強要してくることが特徴です。
2:妻や子どもよりも母親を優先させる
産んで育ててくれた母親が大好きで大事なのは、おかしいことでは有りません。
しかしマザコンの場合は、『好きで大事』の気持ちが異常に大きく、何よりも母親を優先させようとします。子どもの行事よりも母親の些細な用事を優先させ、夫や父親という立場を自覚していないのも特徴です。
3:デートや旅行に母親も同行させる
デートや旅行と考えると、2人きりまたは子どもと一緒の家族でとイメージしますよね。
しかし、マザコンの場合は相談なしに、何食わぬ顔で母親を同行させたりします。このようなとき、遠慮しない母親にも問題はあるかもしれません。
また今後もデートや旅行をする際に、何も相談されないまま同行が決まっている可能性がたいと思われます。
4:母親の料理と比較する
忘れられない「おふくろの味」というものがありますが。妻が作った料理と比べるものではありませんよね。
しかし、出された料理に対し「お母さんの味は~」と比較してくる場合は。マザコンの可能性が高いでしょう。
いちいち母親と比較されては面白くないし、「食べなければいいのに」という気持ちになります。また重度のマザコンの場合は、わざわざ母親にあれが食べたいと電話する人もいます。

5:母親を信じすぎる
マザコンの多くは母親が一番なので、どのような状況でも「お母さんは間違ったことを言っていない」「お母さんは間違ったことをしない」と母親をかばって妻の味方になってくれません。
たとえ妻と義母のなかが不仲の原因が義母にあっても、妻に原因があると主張します。
同居していたら、妻に逃げ場がなくなり孤立してしまう可能性が高いです。また、夫が味方になってくれないことで、義母から嫌がらせがエスカレートする可能性もあります。
6:距離感が異常に近い
まるで、恋人のように義母とスキンシップをとっている夫は、マザコンと言っても良いでしょう。
マザコンな人は、母親との物理的な距離感も違います。また、良い歳した夫が母親にかまわれて喜んでいる姿は、ゾッとするでしょう。
そもそも妻ではなく母親にベタベタしている姿は気持ちが悪いですね。
マザコンは治るの?

結論から言うと…『大抵の場合マザコンは治りません』
ただ、夫自身に『自分は母親に依存している』と自覚がある場合、心療内科や精神科に通うことで、依存心を和らげることが出来るかもしれません。
本当のマザコンの人は、自分がマザコンである自覚をしていません。真正面から『マザコンを直して!』と訴えても、『自分はマザコンではない!』と喧嘩になるだけです。
マザコンと結婚してしまった場合は、
・割り切って生活をつづける
・見切りをつけて離婚する
の二択しかありません。
ただ、義母が亡くなった後、妻にべったりでどこ行くにも一緒になる可能性があります。
マザコンは治りませんが、義母が亡くなった後には大事にしてくれる可能性もあるので、義母との関係が良好であれば、すこし様子を見ていてもいいと思います。
また、夫のマザコンに耐えられない場合は、離婚はせず別居してみるのも1つの手です。
【マザコン】を理由に離婚はできるの?

マザコン夫にはうんざりし、夫と姑の関係に耐えられなくて『離婚』という言葉が頭をよぎってしまう人もいるかと思います。
では、マザコンを理由に離婚は出来るのでしょうか?
“協議離婚“や”離婚調停“はお互いの合意があれば、理由がマザコンであっても離婚することは可能です。しかし、合意が得られず離婚裁判までに発展した場合、離婚理由が『マザコン』だけでは離婚を認めてもらえない可能性が高いでしょう。
裁判離婚の際は、マザコン以外にも法定離婚事由に該当する必要があります。
一 配偶者に不貞な行為があったとき。
二 配偶者から悪意で遺棄されたとき。
三 配偶者の生死が三年以上明らかでないとき。
四 配偶者が強度の精神病にかかり、回復の見込みがないとき。
五 その他婚姻を継続し難い重大な事由があるとき。
(引用:民法第770条)
そのため、離婚裁判で離婚する場合は、夫のマザコンが原因で夫婦関係が破綻してしまい、婚姻関係を継続するのが難しいことを証明しなければなりません。
※協議離婚・離婚調停とは
協議離婚
夫婦間で離婚の可否や約束(親権・慰謝料・養育費など)を決める離婚方法です。お互いの合意によって決めていきます。
離婚調停
家庭裁判所の調停手続きを利用した離婚方法で、話し合いと合意によって離婚の可否や約束を決めていきます。調停委員が仲介してくれます。
マザコンを理由で離婚した場合、慰謝料請求はでるの?
マザコンは不貞行為に該当しませんので、慰謝料の請求は難しいでしょう。
ただ、夫婦生活中にその他の不法行為(不倫・DVなど)があった場合は慰謝料請求が出来る可能性があります。
また、義母からの「暴言・暴力」を受けた場合、離婚時の慰謝料請求とは別に、民事調停を申し立てることで義母に慰謝料を請求できる可能性があります。
そのために、暴力や暴言があったときの日付や内容などを記録しておきましょう。怪我や心労で病院に行った場合は、診断書や領収書も証拠として残しておくことをおすすめします。
まとめ

自分の母親を大事にすることは、とてもいいことです。度が過ぎない程度であれば、多少は目をつぶることも必要です。
しかし我慢できないことは、はっきり伝えましょう。我慢しすぎてしまうのはよくありません。どうしても我慢できない場合は、離婚することも1つの視野に入れておきましょう。
この問題は、本人が自覚しない限り難しい問題です。
また、夫の味方として義母がついてしまうとまたさらに厄介になってしまいます。
誰かに相談しながら、どう対処していくか考えてみるのもいいですね。
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